三相200Vの引込工事費用は? 代替手段も比較

三相200Vを使いたいが、工事費や賃貸物件の制約が気になる場合の判断材料。

現場の電源条件と使用する機器の仕様から、実現可能な方法を検討するための技術ガイドです。記載内容だけで機器の適合を保証するものではありません。

引込費用は一律ではありません

動力用三相200Vを新たに利用する場合、必要な設備・費用は建物と供給状況によって変わります。電力会社側の供給条件、引込経路、幹線・分電盤・ブレーカー、設置機器の容量、建物側の工事条件などで見積が異なるため、「必ず○万円」と一律に示すことはできません。

工事費とは別に、契約や基本料金など運用面も比較することが大切です。具体的な金額や工期は電力会社と電気工事業者の見積で確認してください。

見積を取るときの5つの確認事項

  1. 三相200Vの供給が可能な住所・建物か
  2. 使用機械の合計容量と最大始動電流
  3. 屋外引込みから機械までの配線距離・工事範囲
  4. 賃貸契約、管理者の工事承諾、原状回復条件
  5. 工期と将来の機械増設・工場移転予定

既設の単相200Vを使う選択肢

十分な供給容量を持つ単相200V回路が既設であれば、単相200V入力の三相変換器を用いて三相三線200Vの電源を確保する方法もあります。新たな三相受電が不要となるケースがありますが、単相回路の増強工事や保護設備の設置が必要になることがあります。

INV-9600PTVは最大9.6kVA、ほかに12kVA・24kVAモデルがあります。負荷の始動電流や必要な電源品質を含めて適合確認が必要です。

どちらを選ぶべきか

  • 三相引込工事:大容量の設備を継続使用し、将来も増設する見込みがある現場で比較候補になります。
  • 三相変換器:三相引込みが難しい賃貸物件や移設を伴う設備で検討価値があります。
  • 仮設発電機:供給電源が確保できない期間・現場での選択肢です。

比較には、設備費・電気工事費・保守費・電気料金などを同じ使用条件で整理する必要があります。変換器を使えば工事費が必ず安くなる、というものではありません。

問い合わせ前に整理したい情報

設置場所(所有・賃貸)、現在の単相200V供給容量、使いたい三相機器の型式・銘板、運転時間と始動方式をご確認ください。三相受電工事との比較検討に役立ちます。

三相200V電源についてご相談ください

機械の型式・銘板写真・始動方式と、現場で利用できる単相200V電源の条件をお知らせください。適合可否と容量選定について確認します。